DJI ドローン MAVIC PRO で空撮を楽しむ(レヴュー)
DJI ドローン Mavic Pro は、航空法の規制対象になるドローンですが、大規模な飛行が出来る事で墜落した時の事故の事を考えると、躊躇して購入に踏み切れないで居ましたが、ある機会があって DJI ドローン Mavic Pro をポチってしまう事になりました。
今まではミニドローンDOBBYで自撮りやちょっとした空撮をしていましたが、ミニドローンDOBBYは航空法の規制対象外なので、どこでも飛ばせて撮影が出来るという利便性は高いのですが、飛行時間が6分程と短時間しか飛行出来ない事や、搭載したカメラの向きを遠隔コントロール出来ないなど、日頃から不便に感じていました。
今回購入したDJI ドローン Mavic Pro の操縦に当たっては、研修会などにも参加して技術の習得や安全飛行技術の習得をしたいと考えています。
DJI ドローン Mavic Pro の便利な機能
DJI製ドローン専用自動航行システム「DJI GS PRO」が利用出来る。
- バーチャルフェンス機能。(指定した領域以外に飛んで行かない設定)
- 計測撮影機能。(指定した飛行区域に応じて自動的に飛行航路を決定し撮影を行う)
- ウェイポイント航路指定機能。(指定した複数のポイントを順位飛行し、ポイント毎に高度・機首方向・回転方向・ジンバル角度のアクションを設定できる)
- DJI製ドローンに完全特化した純正アプリケーションなので安心。
- 直感的なインターフェースなので操作が簡単。
- 業務利用を意識した機能を備えている。
- 無料で利用出来る。
ワンタッチで様々な飛行モードが選べる。
- ジェスチャー(RC操作をしなくてもジェスチャーを認識してセルフィー撮影が出来る)
- アクティブトラック(モニター画面で指定した動く対象物を追尾する)
- タップフライ(モニター画面上のタップした方向に向かった飛行する)
- ドライポッド(飛行速度を3.6Km/hに制限して滑らかにコントロールしやすくなる)
- 地形フォロー(地上からの高度を1?13mに一定に維持する)
- ポイント・オブ・インテレスト(指定した地点を中心に周回する)
- フォローミー
- ウエイポイント
- ホームロック
- コースロックリセット
DJI ゴーグル(GOGGLES)と連携できる
DJI ゴーグル(GOGGLES)の画面には、DJI Mavic Pro からリアルタイムで送られて来る上空からの眺めを、一人称視点(First Person View: FPV)のフルHDで体験飛行する事が出来ます。
DJI ゴーグル(GOGGLES)の接続最大数は4台。
DJI ドローン Mavic Pro は、どのシリーズを買ったら良いか
DJI ドローン Mavic Pro は、主に「本体の単体販売」と関連製品をセットにした「セット販売」が有ります。
基本的には、セット販売品の方が別売品のアクセサリー価格が割安になっているので、セット販売品がオススメだと考えますが、必要に応じて別売品のアクセサリーを追加購入すると良いと思います。
本体・リモコン付属 | Mavic Pro | Mavic Pro Combo | 別売品 |
実勢価格 | 129,800円 | 169,800円 | ? |
プロペラ | 3組(6本) | 5組(10本) | 972円/2組 |
ジンバルクランプ | 1 | 1 | ? |
ジンバルカバー | 1 | 1 | 1,296円 |
microUSBケーブル | 1 | 1 | ? |
microSD 64GB | ? | ? | ? |
microSD 16GB | 1 | 1 | ? |
バッテリー | 1 | 3 | 10,584円 |
バッテリー充電器 | 1 | 1 | 2,484円 |
電源ケーブル | 1 | 1 | ? |
充電ハブ(高機能) | ? | 1 | 7,100円 |
充電ハブ | ? | ? | 4,644円 |
カーチャージャー | ? | 1 | 5,832円 |
バンクアダプター | ? | 1 | ?2,268円 |
RCケーブル(Lightning) | ?1 | 1 | 2,268円? |
RCケーブル(microUSB) | 1? | 1 | 972円? |
RCケーブル(USB-C) | 1? | 1 | 972円? |
プロペラガード | ? | 2,000円 | |
NDフィルター | ?? | 4,536円 | |
ギアガード | ?? | 1,350円 | |
ショルダーバッグ | ? | 1 | 9,396円 |
DJI ドローン Mavic Pro 関連情報
DJI ドローン Mavic Pro はどこで買った方が良いのか
2017年3月29日現在、DJI ドローン Mavic Pro は、どこの販売店でも同じ価格で販売されていますので、ご自身にとってメリットと考えるサービスが付随している販売店から購入すれば良いと思います。
例えば、「納期が即納で早い」「ポイントが付く」「会員値引きが受けられる」などが有ります。
アマゾンは納期が一番早く、安心して購入出来ます。※1
購入時に注意する事は、国内正規品を買っておかないと、故障の場合に国内の代理店で修理依頼が出来ないか、手続きが大変になるという事です。ご注意下さいね。
※1)アマゾンが安心できるという理由は、初期不良の時や購入時の条件と異なった商品が届いた場合に、その旨をアマゾンのカスタマーセンターに申請すると、即座に対応してくれるところにあります。他のネット通販の場合は、その手続と時間が煩雑で遅く、アマゾンの様な対応の早さには遠く及ばない事を何度も経験しています。断っておきますが、小生は決してアマゾンのまわし者では有りませんのであしからず。(笑)?
DJI Mavic Pro?で使うモニター画面はタブレットが良い
DJI?Mavic Pro のモニター画面としては、5インチ程度のスマホでも良いのですが、バッテリーの持ち時間を気にしたくない場合や、DJI?MAVIC PRO のカメラ画像を見易くしたいと考える場合には、8インチ位のタブレットの利用をオススメします。
DJI?Mavic Pro のリモコンコントローラーに、タブレットホルダーを付けなくても済む最大のサイズは iPad mini が丁度なんですが、我が家にある iPad mini 初代モデルは DJI GO 4 がインストール出来ません。
DJI?Mavic Pro からの映像は4Kでデータサイズも大きい事もあり、奮発して?iPad mini4の128GBタイプを購入する事にしました。
iPad mini4はコントローラーに丁度入るサイズです。
これで DJI?Mavic Pro からの映像やその他のフライト情報も見易くなりました。
iPadmini のメモリーサイズは出来るだけ大きい方が良いです。
DJI?MAVIC PRO からの4K影像はデータ量が大きいので、メモリーサイズが大きくないと、影像の保存に面倒な事が有ります。?
影像サイズとSDカード容量による記録時間
2.7K影像を撮影した場合の撮影可能時間
16GB:約45分
32GB:約90分
64GB:約180分
呼称による解像度の違い
4K:3840×2160
2.7K:2720×1530
フルHD:1920×1080
画像転送設定を
自動航行システム「DJI GS PRO」が利用出来るのはIOSのみ
DJI製ドローン専用自動航行システム「DJI GS PRO」が利用出来るのは、今のところ iPhone・iPad などのIOS系のみです。(2017年5月現在)
DJI ドローン Mavic Pro の操縦練習はどこで出来るか
自宅の周辺が飛行禁止区域ばかりの地域に住んでいる方は、ドローンを飛ばせる地域まで移動して飛行練習をするか、私設のドローンの練習施設など、有料施設を利用して操縦練習をする事が考えられますが、市町村が運営する無料施設である体育館などを利用するのも一つです。
ドローンの操縦練習にはトイ・ドローンでの練習が効果的です
このトイ・ドローンは練習用に最適です。
小型軽量なので価格も安いし、落ちても簡単には壊れないなどの他、以下の点でオススメです。
- 操縦モードが選べる(モード1・モード2)※モード1がオススメ。
- センサー類が搭載されていないのでホバリングが難しい。(スティック操作の練習に良)
- パーツが別途販売されている。(プロペラやプロペラガードなど)
- 本体のバッテリーが小さい為、飛行時間は短いが充電時間も短かく練習効率が良い。
※飛行時間:4?5分・充電時間:約15分
※いつ飛ばしても、バッテリーが切れる迄どこにも衝突しない様になれば卒業です(^^)v
⇒ ピタガン
最初のうちは何度も墜落するので、プロペラガードが外れ易いですが、その補強や破損した場合の補修にピタガンがオススメです。
FQ777 のプロペラガードやランデングギアを固定する
とい・ドローンを購入したら、直ぐにプロペラガードやランデングギアを、あらかじめピタガンを使って固定して置くと、墜落してもプロペラガードやランデングギアが外れないので、再度プロペラガードを本体に取り付ける手間が省け、特にプロペラの破損を防ぐ事が出来ますので、是非、最初にやっておいた方が良いです。※画像をクリックすると拡大表示されます。
FQ777 Pocket drone の簡単な説明
モード切替:FQ777本体の電源をONにして、スロットルを押したまま、リモコンの電源をONにするとデフォルトのモード2からモード1へ変更されます。
リセット:両方のスティックを右下へ倒し2?3秒間キープすると設定がデフォルトにリセットされます。
その他の機能:フリップ(宙返り)・スティックの微調整(前後左右)・オートリターン・ヘッドレスモードなどが有ります。
DJI ドローン Mavic Pro を使っていて困った事
画面に赤反転が表示されて画像が見難い
Mavicの送信機に接続したスマホやタブレットのモニター画面に「赤反転」が表示されてモニター画像が見難くなってしまう。
対策
この赤反転は、画面上のどこにフォーカスが当たっているか(ピントがあっているか)を示す赤点反転で、不要な場合には「ピークフォーカス閾値」の設定を「なし」又は「OFF」にすると赤反転は表示されなくなります。
DJI GO4 アプリ ⇒ 一般設定(右上の…) ⇒ ピークフォーカス閾値
画面にシマ模様が出て画像が見難い
Mavicの送信機に接続したスマホやタブレットのモニター画面に「シマ模様」が表示されてモニター画像が見難くなってしまう。
対策
「露出オーバー警告」の設定がONになっている為に、画面上で白飛びしてしまうエリアがシマ模様が表示をされています。設定を変えるには、露出オーバー警告をOFFにする事で解消されます。
DJI GO4 アプリ ⇒ 右側の録画(撮影)ボタンの下にある三本線と○のマーク?
⇒ 歯車マーク ⇒ 露出オーバー警告 ⇒ OFFにする
Editer(DJI DO4) のアルバムにMAVICで撮影した影像が出て来ない
MAVIC本機のSDカードには影像が記録されているが、DJI Go4 ⇒ Editer(アルバム)に、撮影した影像が出て来ない。
対策
この原因は「動画撮影中のキャッシュ」がONに成っていないか、最大動画キャシュ容量が一杯に成っている可能性が高いです。
この場合には、次の設定が有効です。
※画像をクリックすると拡大表示されます。
DJI GO4 アプリ ⇒ 一般設定(右上の…) ⇒ ビデオキャッシュ ⇒ 一般設定画面
- 動画撮影中のキャッシュをONにする。
- 最大動画キャシュ容量を最大の16GBに設定する。
- キャシュを自動的に消去します。
- ビデオキャッシュで音声を録音する。※どちらでも可
画像転送設定に付いて
標準モード:伝送される映像の解像度は常に720p/30fpsになります。
HDモード:伝送される映像の解像度は、近距離の範囲では1080p/30fpsで、長距離の範囲や干渉がある場合には720p/30fpsに下がります。
スムーズモード:解像度は常に720p/60fpsで、滑らかなFPV映像を撮影する事ができます。
DJI ドローン Mavic Pro の有ると便利なアイテム
本体関連
2017/7月に販売開始。MAVIC PRO用の静音プロペラです。
ランディングギアガードを付けていると、多少状態の悪い地点からでも容易に発着陸する事が出来ます。
5本のバッテリーを用意して置くと、継続してMAVICを飛ばす事が出来る計算に成ります。(充電時間1本80分必要)
このプロペラガードを装着していると、万が一の時にも安全性が向上します。また、ドローンが少し位い木の枝に接触しても落ちる事はなく成ります。
ドローンの飛行に必要なものをまとめて入れて置けるので何かと重宝します。
⇒ ランデングパッド (75cm)
状態の良くない地点からの発着陸には必須のアイテムです。
長時間の操縦には腕の疲労軽減に役立ちます。
7インチを超えるiPadやモニター画面などを利用する場合にはブラケットが必要です。
電源関連
バッテリーの充電以外にも、電気ポットやポータブル冷蔵庫の電源供給にも使え、非常時の電源など用途が広い。
参考記事:インバーター発電機を選ぶ時のポイント
⇒ ハタヤ コードリール JT?-101 (15A・10m)
小型(L23cm×H23cm×W14cm)なのに、計算上、MAVIC用のバッテリーを約30回充電する事が出来ます。
発電機と比べると、音が静かでメンテナンスも簡単です。また、自動車のジャンプスタートやUSB充電にも対応しているので便利です。
この商品の良い所は、入力にカーチャージャーが対応しているので、移動中の車の中でも充電出来ます。また、AC出力時の周波数も50/60Hzの切り替えが出来ます。
コンセントの差込口が回転するので、隣に差し込んだアダプター同士が干渉しにくいので使い易いです。
サンワの電源タップは、USBポートがスマートチャージに対応していて高速充電が出来るので、少しでも早くモニターやRCを充電するには重宝します。
周囲環境関連
このベースマウントにデジタル風速計をセットして置くと、風の向きや風速を常に把握する事ができ、ドローンの安全航行に役立ちます。
ドローン飛行に於いて風速状況の把握は重要事項です。
ケストレル 5000 シリーズでは風速・温度・高度を一画面にリアルタイムで表示する事も出来ます。
このミニ三脚は金属製で重量が130gあり、少々の強風でも安定して使う事が出来ます。
回転ベーンマウントに貼り付けておくと、三脚を水平に設置する事が出来ます。
⇒ レーザー距離計
ドローンの飛行予定周辺地域に有る一番高い建造物や樹木などを測定して、その高さを確認しておく事により、ドローン飛行時の高度設定の参考にすると、墜落の予防に効果的です。
このレーザー距離計は他の距離計と違って、「距離・高さ・角度モード」や「2ポイント高さ測定モード」が有ります。
⇒ タープテント
ドローン飛行を楽しむには休憩や食事も必要です。強い日差しを避ける為にタープテントがオススメです。
⇒ 折りたたみテーブル 120×60cm AL2FT-120
テーブルにMAVICの予備バッテリーや充電器等を置いて、コーヒーを飲みならがらドローンのフライトを行うと疲れも癒やされますよ。
⇒ 折りたたみ椅子(リクライニング式) M-3864ドリンクホルダー付
リクライニングが付いていると結構楽ちんです。
その他
夏場など日差しが強く気温の高い時には、この空調服を着ていると、日焼けを防いで余り汗もかかずに快適なフライトを楽しむ事が出来ます。