いま現在、バイク用インカムは SENA SMH10 の並行輸入品を使っていて、機能や性能には特に不満を感じている訳では無いのですが、俳優の萩原流行さんの事故のこともあり、ドライブレコーダーを付けたいと考えていた折に、カメラ内蔵インカム SENA 10C が発売されることを知って、安心して購入できるアマゾン※1から購入する事にしました。
このカメラ内蔵インカム SENA10C は、SENA SMH10 に比べて機能が豊富なので、操作方法が解りにくかったり間違えたりしない様に、機能に対応した操作方法を簡単なメモとしても書き出して置く事にしました。
主な仕様や機能はメーカーのカタログ等を見れば判ることにので、ここでは実際に使ってみないと判りにくい点について検証しています。
※1)アマゾンが安心できるという理由は、初期不良の時や購入時の条件と異なった商品が届いた場合に、その旨をアマゾンのカスタマーセンターに申請すると即座に対応してくれるところにあります。他のネット通販の場合は、その手続と時間が煩雑で遅く、アマゾンの様な対応の早さには遠く及ばない事を何度も経験しています。断っておきますが、小生は決してアマゾンのまわし者では有りませんのであしからず。(笑)
バイク用インカム SENA10C のアップデート
2020/09/29 10C-v.3.0.4 がリリース
変更点
- iPhone iOS14に対応した新しいファームウェアがリリースされました。
本アップデートを行うことにより、Sena アプリの接続不具合が解消します。
2019/10/4 10C-v.3.0.3 がリリース
変更点
- 現在iPhone iOS13とユーティリティアプリの互換性の問題が生じております。iOS13以降に対応したファームウェアがリリースされましたので、iPhoneでアプリのお使いの方は、本アップデートによりSENA アプリが使用可能となります。
2019/1/8 10Cのファームウェアが v.3.0 がリリース
変更点
- Bluetoothインターコムオーディオマルチタスク機能追加
- HDボイス機能追加
- GPSペアリングモード追加
- FMシェアリング機能追加
- オーディオソースプライオリティ機能サポート
- 設定メニューの簡素化
- 音量調節の改善
- 30Kとのインターコム互換性改善
- インターコム通話機能改善
※10シリーズの特性上、マルチウェイインターコム、グループインターコム中はスマホなどのとのHFP,A2DP接続が一時的に切断されます。したがって、複数のBluetoothインターコム通話時にオーディオマルチタスクは機能しない様です。
iPhone==10C——–10C (オーディオマルチタスクOK) iPhone==10C——10S—-10S (10CとiPhoneとの接続は切断)
オーディオマルチタスク設定
Bluetoothインターコムのオーディオマルチタスク機能は初期値でオフになっています。Sena Device ManagerソフトウェアまたはSenaスマホアプリから設定を変更可能です。
注記
- Bluetoothインターコムオーディオマルチタスクは本機能をサポートしているSenaインターコムとの1:1インターコム通話のみ機能します。
- Bluetoothインターコムオーディオマルチタスクを有効にすると、HDインターコムは自動的に無効になります。
- 本機能を正常に動作させるために、30Kの電源をオフにしてから再度オンにしてください。
- 一部のGPSナビ機器などは本機能が動作しない場合があります。 iOSデバイスの場合、一部の機能が使用できない場合があります。
- 本機能のバックグラウンドで聞こえる音量は、Senaアプリの設定画面からバックグラウンド音量設定で調整する必要があります。Level0にすると、バックグラウンドに設定した音源は聞こえなくなり、Level9にすると最大音量で聞こえるようになります。
2018/6/1 10C-v.2.32 がリリース
変更点
- SFシリーズとの互換性の追加
- 電話とインターコムとの3者通話終了後にインターコム通話がミュート状態になる不具合を修正
2018/3/30 10C-v.2.2 がリリース
変更点
- SFシリーズとの互換性追加
- FMステーション音声案内のオン・オフ機能追加
- HDインターコム機能の改善
- 起動時にバッテリー残量少の時、「バッテリーが少なくなっています」という案内を追加
- 電話着信時のマイナーバグフィックス
- ミュージックシェア機能のマイナーバグフィックス
- インターコム通話のマイナーバグフィックス
- iPhone用Senaアプリとのマイナーバグフィックス
2017/1/18 10Cのファームウェアがリリース
変更点
- RideConnectedに対応
- iPhoneとのペアリング時の不具合改善
- HDインターコム機能オン時に発生するGPS音声案内の不具合改善
- RC3,RC4に対応(日本未発売)
- FreeWifeに対応(日本未発売)
2016/10/21 10Cのファームウェアがリリース
変更点
- 日本仕様のFMラジオの帯域を76.0-95.0MHz に変更
- HDインターコム通話後、一時停止の音楽に復帰しない問題を修正
- HDインターコム使用時、ユニバーサルインターコムがうまく開始しない問題を修正
- HDインターコム使用時のGPS音声案内に関する問題を修正
- 複数の機器との接続性アップ
2016/7/9 10Cのファームウェアがリリース
これらの機能追加で、20Sと同等の使用感が得られそうですね。
また、ループ録画機能と録画間隔の設定機能が追加された事により、電源の問題は有りますが、ドライブレコーダーとしてより使いやすくなったと思います。
変更点
- ループ録画機能の追加、録画間隔の設定
- ビデオタギング録画の録画間隔の設定(1,3,5分)と音声案内も「ビデオのタグ付け」から「ビデオのタギング」に変更
- グループインターコム機能追加
- デュアルA2DP機能追加(2台目の電話ペアリング時、HFP&A2DP両方ペアリング可能に)
- HDインターコム機能追加
- FMラジオ(日本地域)を76-95MHzに変更
- Triumphオンボードオーディオシステムとの互換性を強化
- アンドロイドのアプリによる操作性改善
バイク用インカム SENA10C の電源ON・OFF
- ジョグダイヤルとフォンボタンを押す。 → (J)+(F)タップ
- この時に更に3秒間押し続けているとバッテリー残容量をアナウンスしてくれる。
また、SENA 10Cの電源ON時に、赤色のLEDランプが点滅する回数でバッテリー残量を知ることも出来る。
- 4回点滅:高 70-100%
- 3回点滅:中 30-70%
- 2回点滅:低 0-30%
バイク用インカム SENA10C のカメラ(ビデオ)を利用する
SENA 10Cのカメラを利用するには、カメラボタンを1秒間押してカメラを起動する → (K)1秒
通常の動画を記録開始・終了する場合
- カメラを起動後、カメラボタンを1秒間押す → (K)1秒
- 記録終了はカメラボタンを1秒間押す → (K)1秒
アクシデントを記録する場合
- カメラを起動後、カメラボタンを3秒間押しタギングモードにしておく → (K)3秒
- アクシデントを記録したい時にカメラボタンを1秒間押すと、その時点を基準にして過去の60秒間とカメラボタンを押した時から60秒間のビデオ画像を保存することが出来る → (K)1秒
※過去60秒の動画を記録することが出来るので、事故などの時の証拠の保全に利用できる。
SENA10C の内蔵バッテリーの録画可能時間を測定してみました
バッテリーの持続時間(満充電から録画停止まで)
約132分(2時間12分)録画すると「バッテリーの容量が低下しました」というメッセージと共にカメラ機能がOFFになります。
従って、これよりも長い時間の動画を録画したい場合には、電源をつないだままで録画する必要があるという事ですね。
測定条件や手順
- バッテリーを満充電
- 動画の録画を開始(その他の機能は動作させない)
- SDカードの容量は32GB
- 自動停止までの時間を確認
SDカードのメモリ容量(32GBの場合)と撮影時の解像度毎の撮影可能時間の目安
撮影時の解像度 | 1080p/30fps | 720p/60fps | 720p/30fps |
撮影可能時間 | 4時間48分 | 6時間24分 | 12時間48分 |
動作確認の取れた仕様外の大容量のmicroSDXCカード
メーカーの仕様では、使用可能なSDカードは「Micro SD, SDHC, SDXC メモリカード(最大32GB)」となっていますが、動作確認をしたところ、この「mmicroSDXCカード 64GBicroSDXCカード 64GB」は問題なく使用する事ができました。
この「mmicroSDXCカード 64GBicroSDXCカード 64GB」には無期限保証が付いていますが、その保証を受ける条件として、購入後30日以内にオンライン製品登録が必要になりますのでご注意下さいね。
SENA10C のドライブレコーダーとしての利用※1
カメラ内蔵インカム SENA10C で常時録画する場合には、バッテリー容量の制限で2時間強と比較的短い時間しか録画できないので、その都度バッテリーを充電するなどの運用上の工夫をする必要があります。
また、バッテリーの制限を受けたくなければ電源を接続しながら録画する事になりますが、この場合は乗り降りする際の電源コードの処理に気を使う必要が出てきます。
また、カメラ内蔵インカム SENA10C のドライブレコーダーとしてのもう一つの運用方法に、ビデオタギング機能を有効にする方法があります。
このビデオタギング機能を有効にすると、カメラは継続的に録画を行いながら1 分ごとに上書きし続けます。(60秒分のSDファイル容量しか使わない)
そして、動画を保存したいか、又はしたかったという場面(アクシデントの発生時)になったら、カメラボタンを1 秒間押し続ける事によって、その時点を起点とする60 秒前から60 秒後までの合計2 分のビデオ画像を記録することが出来る機能です。
ただし、このビデオタギング機能の運用デメリットは、何らかの状況でカメラボタンが1秒間押せなかったら記録が出来ないという事です。
※1 2016/7/9 のアップデートで「ループ録画モード」が追加されたので、上記のデメリットは解消されました。
動作モード | メリット | デメリット |
ループ録画モード | SD カードが満杯になると、古い動画ファイルから消去し、新しい動画ファイルを保存し続ける | 特に無し |
通常記録モード | 常時録画される |
必要SDカード容量小 バッテリー消費大 |
ビデオタギングモード |
必要SDカード容量大 バッテリー消費小 |
カメラボタンを1秒間押さないと記録されない |
カメラ内蔵インカム SENA10C の購入先
カメラ内蔵インカム SENA10C の購入先は正規販売店かそれ以外の並行輸入品のどちらが良いか検討する必要があります。
正規販売店から購入の場合には、カメラ内蔵インカム SENA10C が故障した場合などでも当然のことながら修理やサポートを受ける事ができますが、並行輸入品の場合には修理やサポートを受ける事が出来ないか困難になります。
最近は並行輸入品の場合でも、その販売店が修理などのサポートをしてくれる場合もあるようなので、購入の際には確認をしておいた方が良いですね。
メリット | デメリット | |
国内正規品 | 修理やサポートが受けられる | 購入時の価格が高い |
並行輸入品 | 価格が安い | 修理などのサポートが受けられない場合が多い |
⇒ カメラ内蔵インカム SENA10C オススメの購入先(1)
⇒ カメラ内蔵インカム SENA10C オススメの購入先(2)
気になるSENAのバイク用インカム製品
予算があれば一押しのインカム ⇒ SENA 20S
Bluetooth 4.0モジュールを2基搭載しているので、インカム通信中もナビ(A2DP)、またはオーディオ音楽などの音声(A2DP)をバックグラウンドで聞く事が出来ます。
バイク用インカムのスタンダード ⇒ SMH10
モーターバイク用に設計されたBluetoothステレオヘッドセット・インターコムで、ハンズフリーにBluetooth携帯電話で【話す】、音楽をクリアーにステレオで【聴く】、Bluetooth GPSのナビゲーションを【知る】。SMH10 ver4.0 では、4人同時会話(ワイワイガヤガヤ)できる機能が追加されています。
セナインターコム製品の製品保証期間が2年に変更
2018年6月1日以降に購入したセナインターコム製品の保証期間が従来の1年から2年に変更になりました。
2018年6月1日(金)以降に店頭にて購入した際に、同梱書類に製品保証期間が1年と記載されていても。2年の製品保証が適用されます。
2年保証対象製品モデル(アクセサリー製品は除く)
30K・SRL・20S・10S・10C・10U・TUFFTALK・SPH10・SMH10・SMH10R・PRISM・TUBE・SC-HR ハンドルバーリモコン・SC-WR リストバンドリモコン・RC3・RC4・BT10・GP10・FREEWIRE・SM10・SR10
ジョグダイアル倶楽部
SENA製品の国内正規品(日本仕様)を購入すると、ジョグダイアル倶楽部に加入することが出来ます。ここではインカムなどのSENA製品のサポートを行ってくれます。 ジョグダイアルクラブは「日本総代理店 ?インターソリューションマーケティング」が運営しています。
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