ハンドルバーの交換にチャレンジ
バイクを30分くらい運転した時に、腕や首に疲れを感じたことは有りませんか?
それは多分、乗車姿勢に無理が有ったからだと思います。
FORZA Z ABS オーディオパッケージの標準ハンドルバーは、身長が172cmだと、腕の長さにも依るでしょうが、肘を伸ばしきらないと両方のグリップに届かず、30分も運転していると首や肩が疲れてしょうがないです。
そんな訳でこの不具合を解消すべく、ハンドルバーを交換する事にしました。
初めての経験なので不安もありましたが、自分で交換した口コミなども見つかりましたので、何とかなると考え挑戦してみました。
これからハンドルバーの交換を検討している方の参考になれば幸いです。
どのようなハンドルバーを選んだら良いか
標準のハンドルバーのサイズを確認
標準のハンドルバーサイズ:幅700mm×高130mm×曲145mm
ハンドルの幅はともかく、もう少し手前にグリップ部分が来ていれば、肘を伸ばしきらなくても運転できるので、そのようなサイズのハンドルバーを探す事にしました。
標準のハンドルバーの穴あけ加工状態の確認と比較
標準のハンドルバーの左グリップ側と右グリップ側では穴あけ加工の状態が異なっています。
左側のグリップ部分 |
右側のグリップ部分 |
上側:POSHミドルアップバー 下側:標準のハンドルバー |
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ハンドルバー選択時のチェックポイント
ハンドルバーの取り付けを業者へ依頼する場合や、コストを気にしない場合にはこのチエックポイントは考慮しなくても良いと考えます。
スイッチ類の取り付けができる穴あけ加工がされているか
ハンドルバーに穴あけ加工がされていない場合には、自分でドリルを使って穴あけ加工をする事になりますが、穴あけ加工をしていなくても、FORZA側の樹脂製のポッチ1箇所をニッパーなどで切り取ってしまえば取り付ける事が出来ますが、位置決めが固定されないので余りお薦めできません。
ケーブルやホース類の交換が必要か
標準よりも大きな、又は、長いハンドルバーを取り付けようとすると、スロットルケーブル・フロントブレーキホース・リアブレーキホースなどが届かなくなって、部品交換が必要になります。
この場合には、業者へ依頼する場合には6万円位い掛かるようです。(工賃3万位+部品代3万位)
また、自分で作業を行う場合には、カウルを全部外してケーブル類やホース類を交換するので、手間や交換に要する工具などが必要になり結構大変なので、腕に自身のない方はお止めになった方が賢明だと思います。
比較的簡単に交換できるオススメのハンドルバーは?
チェックポイントを踏まえて選んだハンドルバーは「POSHミドルアップバー」です。
右図 ⇒
ミドルアップバーのサイズ:幅630mm×高90mm×曲235mm
この「POSHミドルアップバー」はハンドルグリップの部分が標準よりも90mm手前に来るので、
そのぶん肘を伸ばしきらなくても良くなりそで
す。
FORZA Z ABS オーディオパッケージの標準のハンドルバーと今回交換した「POSHミドルアップバー」を並べてみると曲げ角度がかなり違いますね。
上側が標準のハンドルバーで下側がPOSHミドルアップバーです。
ハンドルバー交換のビフォー・アフター
ビフォー 幅700mm |
アフター 幅630mm |
POSHミドルアップバーに交換後は、当初から気になっていた肘を伸ばしきらなくても運転操作が出来る事と、前のめりにならなくなった事で、シートの後ろ側の出っ張った部分に寄り掛かれるようになった事です。
非常に楽なポジションで運転ができる様になりました。
また、ハンドル幅が630mmと狭くなった事で、今までは腕を開いたような状態だったのが、脇を閉めて運転する姿勢になり、今までとは違ったFORZA Z ABS オーディオパッケージとの一体感を感じるようになりました。
ハンドルバーを交換して正解でした。
ハンドルバーエンドを取り付ける
ポッシュ(POSH) ミドルアップバーはエンド部分が空洞になっていて、純正ハンドルバーに付いていたハンドルバーエンドを付け替えることが出来ません。
仕方なくネットで探して、この「ポッシュ ハンドルバーエンド ユニバーサル ウルトラヘビータイプ マッドブラック」を付ける事にしました。
このバーエンドは、1個が約330g有るので、ハンドルの制振効果は抜群ですね。また、カラーも16色の中から選べるので好みに合わせて選ぶく事が出来ます。
ハンドルバーエンドの主な仕様
- 重量:約330g(1個)
- 対応ハンドル内径:14~19mm
- 外径:37.5mm
- 取り付けネジ:8mm
- 価格は4,796円?(2016/6/10現在)
⇒ ハンドルバーエンド ユニバーサル ウルトラヘビータイプ?
ハンドルバーエンドの細い部分をハンドルバーの穴に差し込み、6mmの六角レンチで右に回して行くと、ハンドルバーの中で広がって固定されます。
ハンドルバーエンドを分解するとこんな様になっています。
左側のハンドルバーエンドの取り付けは差し込み6角ボルトを締め付ければ良いのですが、アクセル側のハンドルバーエンドの取付は、画像のように少しスペースを見ておかないとアクセルが戻りにくくなって危険なので6角ボルトの締め付けの際には注意が必要です。
ミドルアップバーと標準のハンドルバーエンドの仕様に付いて
ポッシュ(POSH) ミドルアップバーの仕様
ポッシュ(POSH) ミドルアップバーの内径:18.1mm(実測値)
グリップの最大径(標準品を再利用):40.3mm(実測値)
標準装備のハンドルバーエンド
ウエイト経:32.7mm(実測値)
ウエイト重量:84g(実測値)
POSHミドルアップバーの交換に使用した工具
※ブレーキマスターシリンダ(左・右)は取り外し後は水平に保つ。
ステアリングハンドルを止めているボルトのキャップを外すときに使用。
ステアリングハンドルを止めているボルトの脱着に使用。
初めてボルトを外す時にはかなり硬いので、長い六角レンチとCRC5-56を十分になじませると楽に緩めることが出来ます。
このロング六角棒レンチには、ボールポイントが付いているので、斜めからでもネジを回すことが出来るので便利です。
バックミラーの脱着や調整に使用。
バックミラーのロックナットは左ねじなので注意。
ハンドルスイッチハウジングのスクリュー(左右各2本ずつ)の脱着に使用。
初めてボルトを外す時には硬いので、力の入るボール型のドライバーが使い易いです。
左側のグリップを外すのに使用。
⇒ CRC 5?56
ボルトが硬くて外れにくい時や、締め付け時のサビ等による腐食防止に使用。
⇒ ラジオペンチ
スロットルケーブルの脱着時に使用。
ハンドルスイッチハウジングのスクリュー(左右各2本ずつ)をレンチでゆるめた後に、このソケットレンチで回すと楽に脱着出来ます。