20Sインターコムの通信距離やバッテリーの持続時間
市街地や無線機器の干渉や障害物などが生じる場台は、インターコム通信の最大距離が著しく変化する事があります。
森林部、土地の隆起など高低差のある所は、Bluetoothの性質上、通信の障害となり著しく通信が悪くなります。また、電線、携帯電話の電波塔、工場、住宅などもすべて電波障害の原因となりますので、一見何もない場所の様に見えても、通信距離を短くする要因が存在する場合があります。特に市街地や大きなトラツク等が走行している道路での使用に於いては、数百mほどの通信距離となる事もあります。
また、障害となる電波や障害物の多い環境、通信距離、また接続する機器により、バッテリーの消耗度合いは大きく変化しますので、理想的な状況での使用時程には長時間利用出来ない場合が有ります。
※グループインターコム、またはマルチウェイインターコムを使用した大人数での同時通話は、通信する機器の数に伴い多くの電力を消費すると同時に、最大通信距離が1対1通信の時と比べて短くなります。
ユニバーサルインターコムの通信距離
ユニバーサルインターコム機能は、インターコム専用のプロファイルではなく、お互いのHFPを使用するため、相手のインターコムのBluetoothスペックに依存しますので、セナ・インターコム同士の様な通信距離での使用は出来ません。
※セナ側はHFP2(2台目の電話ペアリング、マルチペアリング)を使用します。
HDインターコム(工場出荷時にはオン)
20S、30KのHDインターコム機能は、音質をあげる分、通信データ量も多くなる為、著しく電力を消費し、また通信距離も非常に短くなります。タンデム走行時以外のご使用においては本機能をオフにしてお使い下さい。
20Sや30Kの雨天時使用
20Sや30Kは全天候対応であり、雨天時にも利用可能ですが、雨天時の長時間の使用は控えて頂く様オススメします。
水による不具合の多くはUSBキャップ(あるいはヘッドホン端子キャップ)をしっかりと閉めていなかった事に起因しますので、走行の際は,USBキャップが完全に閉まった状態である事を確認して下さい。
また、帰宅後よく乾かしてからの保管をお願いしております。湿気が残ったまま保管すると端子部が腐食し不具合が生じます。
雨天使用後の不具合
雨天使用時、操作に関係のないアナウンスが鳴り続ける、本体の電源が切れなくなる等の症状が出た場合には、クランプユニットとメインユニットの端子部分に水滴が侵入したり、湿気がたまる事により、不具合が生じる事があります。
その際は、以下の様な対処をお願いします。
- 電源が切れない場合には、メインユニットをクランプユニットから外し、電源を切って下さい。
- その後、再度メインユニットを電源オフのまま、クランプユニットに戻し、そのまま走行して下さい。
- 休憩時またはご帰宅時に、クランプユニットとメインユニットを外して、接続部端子を柔らかい布で拭いてよく乾燥させてから再度電源を入れて下さい。
- もし休憩後も依然として雨天が続くようであれば、雨が小降りになるまでは電源を入れずに取り付けた状態で走行する事をお勧めします。
通常は、上記の手順で端子から水分が消えると、再び問題無く使える様になります。
また、帰宅後よく乾かしてからの保管をお願いしております。湿気が残ったまま保管すると端子部が腐食し不具合が生じます。