アクションカムやビデオカメラの使い分け
アクションカムは小型軽量で画角が広いので、比較的近距離で広範囲の被写体の撮影に適していると考えています。一方、遠方の撮影にはズーム倍率の高いホームビデオカメラが適していると考えています。
例えば、体育館内で競技の様子を撮影する場合には、近距離で広範囲を動きの早い被写体の撮影をする時には、画角が広くてフレーム数が60fpsのアクションカムが適していますが、東京体育館などの大きな体育館で、遠方で競技をしている被写体の撮影には高倍率のズーム機能が使えるホームビデオが適していると考えています。
蛍光灯フリッカー現象(ちらつき)の対策
今までに使ってきた「FDR-40X、GoPro Hero 6、SJ8、SJ7、Vemico、Muson、YI4K」の中で、GoPro Hero 6 以外の下記機種は問題ありませんでしたが、照明の電源周波数が東日本(50hz)の場合に、その照明下で30fpsや60fpsでの撮影時に、フリッカーが気になる事がありました。
GoPro Hero 6 の場合、その対策として、撮影時の映像設定をPALに変更して、撮影時のフレーム数を25fpsや50fpsなど、50の倍数に変更する事によって、撮影時のフリッカー現象を抑える事が出来る様です。
アクションカムの比較(概要)
GoPro 6 | SJ8 | SJ7 | YI 4K | |
---|---|---|---|---|
実勢価格 | 40,410円 | 28,999円 | 19,800円 | 18,999円 |
撮影能力 | 4K60fps | 4K60fps | 4K30fps | 4K30fps |
防水機能 | ○[10m] | ✕ | ✕ | ✕ |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C | mini USB | micro USB |
HDMI端子 | ○ | ✕ | ○ | ✕ |
画 角 | 133° | 170° | 166° | 155° |
フリッカー | ✕ | ○ | ○ | ○ |
三脚ネジ穴 | ✕ | ○ | ✕ | ○ |
電池容量 | 1220mAh | 1200mAh | 1000mAh | 1400mAh |
撮影可能時間 | 90分(4K60fps) | |||
サイズ | 62×44.6×32.7 | 62.5x41x28.8 | ||
重 量 | 117g | 85g | ||
撮影可能時間[128GB] | ||||
4K30fps | 4h02m | 7h15m | 5h39m | |
FHD30fps | 5h17m | 14h07 |
※実勢価格は2018年6月5日現在
※「GoPro Hero 6」を「GoPro 6」と省略表示しています。
※ハウジング使用時には防水対応になります。
手持ちの場合の手ぶれ防止にはジンバルが有効です
FDR-AX45 | GoPro 6 | SJ8 | SJ7 | YI 4K | |
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専用ジンバル | ✕ | Karma Grip | SJ GIMBAL | YI Action Gimbal | |
実勢価格 | ー | 40,251円 | 16,999円 | 21,691円 | |
バッテリー | ー | 2400mAh | 4000mAh | 850mAh | |
三脚ねじ穴 | ー | ✕ | ○ | ○ |
※実勢価格は2018年6月5日現在
※SJ8で使用する場合には別途「Type C Cable」が必要。※2018年6月6日現在
※SJ8が発売された以降は「Type C Cable」も付属するようになりましたが、旧製品には付属していませんので、購入時には確認が必要です。
個別機種の「良いとこ・悪いとこ」
使っているうちに気がついた事を追記しています。
GoPro Hero 6
[✕]価格が高い。
[✕]他機種と比べると、音声が小さい音で記録されるので、ハッキリとした音声を記録したいのであれば、外部マイクが必要になる。
[○]本体にハウジングを装着しなくても、10mの防水性能がある。
[○]音声である程度の事は操作出来る。
SJCAM SJ8
[○]4K60fpsで撮影出来る機種としてはGoPro Hero 6に比べて価格が安い。※参照「アクションカムやビデオカメラの比較概要」
[○]画像や映像の品質に対して比較的価格が安い。
[○]GoPro Hero 6 に比べて音量が充分で音質(ステレオ録音)が良い。
[✕]書き込み速度が特に速いSDカード(概ね80MB/S以上)しか使用出来ない。遅いカードを使うと40分ほど録画がしていると停止し「slow card」と表示される。一方、GoPro Hero 6 は30MB/SのSDカードでも問題なく録画出来る。
[○]圧縮効率の優れたH265で撮影出来るので、128GBのmicroSDカードを使った場合、7時間以上の撮影が出来る。ちなみにH264の場合には4時間ちょっと。
⇒ 推奨SDカード:TOSHIBA EXCERIA PRO 128GB
[✕]「ネイキッド フレーム保護ケース」が付属していない。
[✕]録画した日時より、SJ8の録画ファイルの日時が9時間先行する。
[✕]SJ8の設定でファイルサイズを20分に設定しても、実際には記録される映像ファイルは5分13秒になる。因みにSJ8のファイルシステムはexFATに対応している。※最大ボリュームサイズは256TB迄。
[✕]4K30fps 撮影しようとする場合、撮影時のエンコードをH265にアンドロイドアプリからは設定出来るが、本体側からは設定出来ない。
SCCAM SJ7
[○]最高解像度は4K30fpsで、体育館内で撮影(照明有り)では、ホワイトバランスが良く補正の必要は無い。
[○]microSDカードは本体の横から抜き差し出来るので便利。
[○]3段階の画角切り替えがで出来るので、被写体に依って使い分ける事が出来る。
[○]HDMI端子が付いているので、外部モニターに接続して映像や画像を確認する事が出来る。※2018年改良版ではHDMI端子が無くなりました(2018年6月現在)
SCCAM SJ7の最新ファームウエア
v1.22 2018年11月1日午後2時22分
⇒ SJ7 STARファームウェアver1.22 (ダウンロードサイズ:48.5MB)
Vemico
[✕]流石に価格が安い(4~5,000円)だけあって、4K30fpsで撮影しても、他の機種と比べると画質が悪い。(映像が荒く、色が悪い)
アクションカムの機種別のビットレート
SJ8 | SJ7 | GoPro Hero6 | VEMICO | |||
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ビデオ | ||||||
フレームサイズ | 3840x2160 | |||||
フレーム率[fps/s] | 59.94 | 29.97 | 59.94 | 50.00 | 25.00 | 30.1 |
データ速度[kbps] | 99888 | 58386 | 77580 | 85003 | 65944 | 24089 |
総ビットレート[kbps] | 100016 | 58509 | 77766 | 85192 | 66133 | 24104 |
オーディオ | ||||||
ビットレート[kbps] | 127 | 123 | 185 | 189 | 189 | 15 |
チャンネル | ステレオ | モノラル | ステレオ | ステレオ | ステレオ | モノラル |
サンプルレート[khz] | 48.000 | 48.000 | 48.000 | 48.000 | 48.000 | 8.000 |