巷には色々な種類のLEDヘッドランプ用のバルブが出回っていますが、LED自体の信頼性や実際に装着した時の配光を考慮して選んだのは、車検対応の スフィアライトのLEDコンバージョンキット(20W)でした。
メーカー標準のハロゲンバルブやハイパーハロゲンバルブとスフィアライトのLEDコンバージョンキット(20W)を比較してみましたのでご参考に。
LOビーム照射
LOビーム(55W オリジナル・ハロゲン)
購入時に装着されていた「60W/50WデュアルハロゲンヘッドライトH4バルブ」のLOビームの配向状態です。
LOビーム(80Wハイパーハロゲン・サーキットクリア)
消費電力は「85/80W」で、色温度3300KのハロゲンランプのLOビームの配向状態です。
ピンボケになっていますが、オリジナルよりも明るいです。
LOビーム(20W SPHERE-LIGHT)
いま話題のLEDバルブです。20Wだから仕方がないですが、薄暗い感じです。
HIビーム照射
HI(60W オリジナル・ハロゲン)
購入時に装着されていた「60W/50WデュアルハロゲンヘッドライトH4バルブ」のHIビームの配向状態です。
HIビーム(85Wハイパーハロゲン・サーキットクリア)
ハイパーハロゲン・サーキットクリアのHIビームの配向状態です。
消費電力が「85/80W」だけ有って大変明るく、遠方もバッチリ見えて安心感が有ります。
HIビーム(20W SPHERE-LIGHT)
20Wだから仕方がないですが、HIビームなのに手前が明るく遠方は余り照らしていません。
実際に走ってみると、遠方がよく見えず実用には耐えません。
LEDヘッドランプを装着して実際に走った感想
バイク用と明記されている復数のLEDヘッドライトを購入して、実際に装着して走ってみましたが、結論としては、ディフレクターとのマッチングが取れた製品でない限り、グレアが多く発生したり、路面を照らす光量不足を感じたりと、LEDヘッドランプの装着は時期尚早と言わざるを得ません。
HIDやLEDは光源自体は明るい(ルーメン数が高い)ですが、リフレクターとの相性が悪いと、その光が路面以外に行ってしまい、路面を照らす分の光が少なくなり(カンデラ数が下がる)、運転者からの視認性が悪くなります。
HID・LED・ハロゲン・ハイパーハロゲンの比較
メリット | デメリット | |
HID | 光源は一番明るい。 少し青みがかった発光色でファッション性を感じる(好みによる)。 比較的寿命が長い(理論上)。 | リフレクターとの相性が悪いとハロゲンよりも路面が暗くなる。 コストが高い。 発熱対策が必要。 気にする程ではないが、点灯の立ち上がりが遅い。 取り付けはバラストやハーネスの取り回しが必要。 消費電力が大きい。 |
ハイパーハロゲン | 取付け交換が簡単。 コストが安い。 リフレクターとの相性が合っているので、路面を照らす光量が多く明るい。 | 寿命が比較的短い。 |
ハロゲン | 取付け交換が簡単。 コストが安い。 リフレクターとの相性が合っているので、路面を照らす光量が多く明るい。 | 寿命が比較的短い。 |
LED | 光源はHIDに次いで明るい。 寿命が一番長い(理論上)。 白に近い発光色でファッション性を感じる(好みによる)。 取付けは比較的簡単であるが奥行スペースが必要。 消費電力が少ない。 | リフレクターとの相性が悪いと、ハロゲンよりも路面が暗くなる。 コストが高い。 発熱対策が必要。 |